親友を裏切って恋人を得たが、
親友が自殺したために罪悪感に苦しみ、
自らも死を選ぶ孤独な明治の知識人の内面を描いた作品。
鎌倉の海岸で出会った“先生”という主人公の
不思議な魅力にとりつかれた学生の眼から
間接的に主人公が描かれる前半と、
後半の主人公の告白体との対照が効果的で、
“我執”の主題を抑制された透明な文体で展開した
後期三部作の終局をなす秀作である。
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