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2012-06-25(Mon)

隠れた人材価値―高業績を続ける組織の秘密 (Harvard Business School Press) [単行本]




商品の説明

 

アメリカの企業経営については、日本のなかに紋切り型の理解が多い。冷徹なM&Aとリストラ、徹底した個人主義、MBA信仰などだ。しかし「人間重視」「現場重視」「平等主義」で継続的に高業績を上げている会社もある。本書は、そうした企業に光を当てて成功の秘密に迫ろうというものだ。事例8社の徹底した記述が、ミステリーを読むようでおもしろい。

成功事例として取り上げられているのは、米航空業界の熾烈な競争を勝ち抜いてきたサウスウエスト航空、ネットワークの覇者シスコシステムズ、紳士用衣料チェーン店のメンズウエアハウス、ソフトウェア企業の大手SASインスティチュート、医療サプライ(医療機器、医療用品)販売業のPSSワールドメディカル、独立系電力会社のAESコーポレーション、トヨタとGMの合弁会社NUMMIの7社である。さらに、これらの7社と多くの類似性を持ちながら、必ずしも十分な成果を上げられずにいる事例として、半導体のサイプレス・セミコンダクターが取り上げられている。

著者によれば、成功事例の特徴は、社員の中に秘められている価値を引き出し、才能をフル活用している点だ。7社は社員参加、ロイヤルティー、仕事を楽しむセンス、低い離職率、高水準の財務実績という点で共通している。社員中心主義の価値観がはっきりと会社の基盤にあり、日常の細かい経営慣行がその価値観と一致している。

優れた人材を確保しても、卓越した「戦略」を立てても、それだけでは十分ではない。連続的な高業績を支えているのは、基盤におかれた強固な価値観であり、またそれを支える日々の慣行である、という。紹介された成功事例には、日本の企業経営に共通する点が多い。

本書は、読んでおもしろいという点で、かつての『エクセレント・カンパニー』に通じる魅力を持った本だ。AESのように、日本であまり紹介されない事例も含まれている。(榊原清則)



評価:★★★★★
隠れた人材価値―高業績を続ける組織の秘密 (Harvard Business School Press) (単行本) 経営学を勉強する者としてこの本は非常に興味深かった。ある意味、経営理念や価値観の大切さ・共有が重要であることを認識させられた。ひとりの力では限界がある故、集団で仕事を行っていくのであるが、社員の自立性(自律性)を引き出す鍵がこの本のなかでは示されている。読みながら自分の頭で考える本です。
評価:★★★★★
隠れた人材価値―高業績を続ける組織の秘密 (Harvard Business School Press) (単行本) 「『普通の人』を『最強の戦力』にする『秘められた価値観』とは?」という腰オビに牽かれて購入。高業績を挙げている企業が、必ずしも最新の人事システムや方法論を持っている訳ではなく、むしろ会社としてのビジョンや価値観と、各人事システムとの整合性、そしてトップを初めとするマネジメントの行動・経営慣行がこれらと一貫していることの重要性を指摘している。様々な業界からユニークな会社(サウスウェスト航空、シスコシステムズなど)を取り上げ、それぞれ事例も詳しい。社会人向けビジネススクールで人事戦略やリーダーシップを教えているが、参考書として推薦しようと考えている。
評価:★★★★☆
隠れた人材価値―高業績を続ける組織の秘密 (Harvard Business School Press) (単行本) 人材管理と組織行動を足して二で割ったようなビジネス書です.米国企業8社の成功事例を取り上げ,「なぜ成功したのか?」,「どんな施策が功を奏したか?」を明らかにします.しかし,成功企業の施策が汎用化されているわけではなく,そのまま真似したからといって成功するかは疑問です.また,サブタイトルの\"How Great Companies Achieve Extraordinary Results with Ordinary People\"は,マンガ『スラムダンク』の高頭監督のセリフ「海南に天才はいない。だが海南が最強だ」が思い出されます.
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